最近は日本のレンタカーでもカーナビ付きが多くなりましたが、ニュージーランドのレンタカーではそんなわけには行きません。 どうやらカーナビというものがまだ無い様子。 確かにニュージーランドは一歩郊外に出れば、道が分かりやすく、標識さえ見落とさなければ、道に迷うことはありません。 結論。ニュージーランドでカーナビは要らない!! ・・・と言ってしまえば身も蓋もありませんねぇ〜。 |
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あればあったで便利なこともあります。 まず少ないとはいえニュージーランドには大きな町もあります。 町中は道が多く込み入っているので、迷いやすくなります。 こういう時、自分の位置が分かるカーナビは便利です。 町から町へ移動している間でも、「今どこにいるか」、「次の町までどれぐらいか」、ということが分かると、精神衛生上とてもよろしいです。 また、一般的なロードマップより詳しい電子地図を利用するので、「次のカーブは右方向で、結構きつそう」とか、「これから山道になるぞ」とかの情報を得られますので、安全運転に貢献します。 さて、ではニュージーランドでカーナビを利用するにはどうすればよいのか。 ちなみにここでいうカーナビとは、ルート案内とか到着時刻の予測とかしてくれる高機能なものではなくて、自車位置を表示してくれるだけの、カーロケーションシステムだと思ってもらえればよいです。 間違っても「もうすぐ右よ。うっふ〜ん。」とは言いませんので、過度の期待は禁物です。 |
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さてさて必要なものは GPSユニットと地図ソフト、パソコン。 この3つです。 重要なのは地図ソフトで、GPSをサポートしているものでなければなりません。 ニュージーランドでは地図ソフト自体に種類が無く、私が買った「Newzealand Mapped」がほぼ唯一の選択のようです。 クライストチャーチのGPSも扱っている地図屋にも行ってみましたが、これしか売っていませんでした。 http://www.polymedia.co.nz/nzmapped/gpsnzmapped.htm 上記のページに仕様が載っていますが、GPSサポートを明記してあるので問題ありません。 |
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さて次はGPSユニットですが、Newzealand Mappedの仕様のところに、イーグル、ガーミン、ローランス、マゼランのGPSをサポートしていると書いてあります。 しかし、おそらくNMEAというフォーマットの出力をサポートして、シリアルで通信できるGPSならOKだと思います。 Newzealand Mappedの「環境設定」の「GPS選択」に「その他」という選択肢もありますから。 ちなみに私が使ったのは、 ガーミンの「eTrex Vista」という製品です。 これ単体でも地図を転送してナビとして使うことができますが、転送できる地図でニュージーランドが含まれているのは、「ワールドマップ」というもののみで、地図の精度はとても粗いものになります。 参考程度としてしか使えないでしょう。 |
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最後にパソコンですが、Newzealand Mappedの仕様には、 ・Multimedia PC ・Pentium class processor ・16MB RAM ・Microsoft (tm) Windows (r) 95/98/2000/ME/XP or NT 4.0 or later ・CD-ROM or DVD ROM drive と書かれています。 この中でCD-ROM or DVD ROM driveはデータをハードディスクに転送してしまえば、常時接続している必要はありません。 カーナビとして使うにはやはりノートパソコンでしょうね。 上記の仕様を見る限りでは、特に高いスペックを要求している訳ではなさそうです。 ただし、GPSからのデータ転送はシリアルで送られてきますので、シリアルケーブルを接続できるものでなければなりません。 今時のノートパソコンはシリアルポートなんか装備していませんので、そう言うときはシリアル-USB変換機を間にかませてください。 これでOKです。 |
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我が家の場合は自家製のガーミン接続ケーブルに、エレコムのUC-SGTというシリアルUSB変換機を使い、VAIO U101のUSBポートに接続して利用していました。 |
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さて、これで必要な機材は揃いました。 続いて設定しましょう。 まずGPSの電源を入れて、ちゃんと衛星の電波を拾っていることを確認しましょう。 インターフェイスの設定を確認し、データフォーマットを「NMEA」に設定しましょう。 ついでに転送速度の確認も忘れずに。 測地系の設定は「WGS84」に設定してください。 次にパソコンを電源を入れ、Newzealand Mappedを立ち上げましょう。 きちんとインストールしてあれば、立ち上がるはずです。 メニューの「Edit」-「Setting」-「Map Setting」の中からGPSに関連する部分を設定しましょう。 GarminのGPSを使った私のシステムの場合、設定は下記のようになものでした。 |
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「GPS Port Number」はこれを真似しないで、GPSを接続しているシリアルポートの番号を入れておいてください。 さて、ちゃんと地図上に表示されたでしょうか。 上記の通りに設定した場合、画面は自分の位置を中心にした地図になり、中心には車のアイコンが表示されたと思います。 また、移動を始めるとピンクの矢印が現れて、進行方向を指すと思います。 |
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これでニュージーランドの大地の中で迷わずにすみますね。 ちなみにこのシステムは車じゃなくてもハイキングでも利用することができますよ。 パソコンが重たいですが(^^; 画面キャプチャーを何点かあげておきます。 |
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タウポ郊外を走行中
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ロトルア市街を走行中 |
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