デリカキャンパーに飽きたらず、やっぱりキャンピングカーが欲しくなりました。
ただ、既製のキャンカーではしっくりこず、ワンオフ仕様で作ることにいたしました。
|
そうしてできた車が・・
|
|
グランドハイエースワンオフ |
|
|
|
この車を作った動機をもっと詳細に・・
|
私の旅のスタイルとしては、キャンプ中心に旅をしたいのだけれども、Pキャンもする事が多い。
そのために、
○キャンプ道具も満載できて、かつ家族4人がゆったり寝ることができる
○ベッドにするのも簡単でその時に荷物をパズルのように動かさなくても良い。
○移動中の時間も楽に過ごすために、全員前向きに座れて、かつセカンドシートをゆとりのキャプテンシートにする。前席と後席との間に隔たりがないこと。
○通勤にも使えて、走りにもストレスがない。
○調理は外でと考えたため、キッチン関係の設備は最小限で、また非常用にトイレだけは置けるスペースを作る。
このような目的でベースにグランドハイエースを用い、オリジナルのレイアウトでこのキャンピングカーを製作しました。
|
ビルダーは・・
大阪府寝屋川市にあるトヨタテックス大阪です。
トヨタ系列なのでその仕事ぶりは安心感があります。
ホームページはこちら
http://www2.osk.3web.ne.jp/~tecsosk/
例えばバッテリーの配線一つとっても、抵抗を最小限にするため、よそでは使っていないような
太い配線を使っていたり、スピーカーの線も高級な物を使ったり、目に見えないところにも気を
配ってあります。私自身製作されている現場を見て、その丁寧な仕事ぶりに感心したことを覚え
ています。
|
主要緒元は・・
ベース車両
: グランドハイエース |
|
エンジン種類
: V6ガソリン |
|
全長: 5235mm |
全幅: 1800mm |
全高: 2700mm |
|
|
排気量 |
3400cc |
|
最高出力 |
180PS/ 4800 rpm |
|
最大トルク |
30.5kg-m/ 3600 rpm |
|
|
主要装備は・・
エアコン/Wエアコン |
純正 |
リアヒーター |
純正 |
ギャレー |
ちょっと小さいですが使いではあります |
カセットコンロ |
市販のものですが、実用上は問題なし |
走行充電システム |
サブバッテリーへの充電には欠かせません |
外部電源引き込み |
ご家庭や電原付キャンプ場で便利です。もちろんサブバッテリーへの充電にも使えます。 |
120A x 2 サブバッテリー |
これだけあれば電気には困りません。冷蔵庫をつけっぱなし(パワーは中程度)で3日間はもちます。 |
バックアイカメラ |
クラリオン製。モニタはCASIOの液晶TV。アンテナをつなげばテレビも写る。 |
1.2kwインバーター(MAX1.4kw) |
電子レンジも動作させることができます。ただし消費電力の少ない電子レンジが必須。 |
エンゲル冷蔵庫(12V) |
よく冷えます。冷凍も可です。取り外しできるので家庭でも使えます。(ただし専用のアダプターか12V電源が必要です。うちは無線用の12V電源を使っています) |
ポータブルトイレ |
収納部分があり、通常は隠しておけます。子供がいるので、非常用に重宝します。 |
FFヒーター(ガソリン) |
スキーなどには欠かせません。車のガソリンを使いますので手間いらず。 |
カーオーディオ(カセット) |
カロッツェリアのCDカセットです。 |
可倒式バンクベッド |
バンク展開めちゃめちゃ簡単です。 |
セカンド2キャプテンシート(FASP)
|
セカンドもゆったり座れて、グラハイの特徴であるウォークスルーも損ないません |
大型ラゲージスペース |
バンコンには珍しく、キャンプ道具が満載できます。 |
フォグランプ |
純正品 |
アルミホイル |
ブリジストン製CV928 |
NOX規制 = 適合 |
都市圏の方でも長く乗れます |
網戸 |
5面とスライドドア用があります。キャンプ場で虫の襲撃に悩まされることなく、室内に風を通すことができます。 |
カーテン |
5面だけでなく、運転席とセカンドシートの間と、フロントガラス部分にもあります。 |
|
|
|
外観内部をごゆっくりご覧下さい
|
前方から |
後方から |
セカンドシート前向き状態。 |
写真には載ってませんが、セカンドキャプテンシートの間にサブマットを挿入することで、
ベンチシートのようになり、寝ころんだり3人で座ったりできます。もちろん2人で座れば
非常にゆったりしています。
ちなみに右手にキャビネットが見えますが、この中は結構広い物入れになっています。
うちはここを靴入れにしたり、食料保管庫として利用したりしていました。
キャプテンシート下もそれぞれ物入れになりますし、3rdシート下は半分サブバッテリーに
場所をとられていますが、残りには結構な量の物を入れることができます。
この車の後部は広大な物入れになっていて、荷物の置き場にはそんなに不自由しませんが
すぐに荷物は増えてゆくので、荷物入れは多い方が良いと思いますよ。 |
ベッド展開状態。 |
キャプテンシートが前向きならば、そのままシートを前に動かして背もたれを倒すだけで
ベッドになります。あとはサブマットを間に入れるだけ。どうです簡単でしょ?
キャプテンシートが後ろ向きならば、一度前向きに戻さなければなりませんので、
手間は増えますが、FASPの扱いになれればそんなに苦ではありません。 |
ダイネット展開状態。 |
ここでもキャプテンシートの間にサブマットを入れればセカンドベンチシートになり、
5人でもくつろげるスペースが生まれます。
テーブルは1本足タイプでちょっとグラグラするのが難点です。 |
バンクベッド部分です。この扉を手前側に倒して開ければ・・ |
|
それだけで大人2人が就寝できるバンクベッドスペースが完成します。とっても簡単でしょ?
バンクの利点は寝られるだけではありません。
普段はここに寝具や着替えなどをしまっておけるのでダイニング部分に余分な荷物が
増えません。扉もあるので、少々ぐちゃぐちゃにしまっても、誰にも分かりませんし(^^;
ちなみに天井にはファンタスティックルーフベントファンがついていますが、これがあると
とても快適です。内部に熱気がこもってもこれを使えば一発で換気できます。
冬もバンクにはFFの熱気がたまりやすいですが、ここをちょっと開けておけばOKです。
|
|
後方の天井キャビネットです。
小振りではありますが、車内の整理には欠かせません。
うちはここに食器や調理道具などを入れておりました。
黒い物は後部のスピーカーです。 |
|
後部の収納スペースです。
ここを活かすのはアイデア次第。
例えば我が家では・・。
|
|
このように棚を造って、収納効率をアップさせました。
通常のキャンプ道具だけでなく、
折り畳み自転車や、大きめのクーラーも余裕で収納できます。
テーブルも棚の一部としてしまい、走行中の荷物の落下防止とテーブル収納の一石二鳥
として使用しています。
テーブルを使いたいときは簡単に外れるようになってますよ。念のため。
たくさんの収納ができるメリットはやはりダイネット側に余裕ができることです。
通常のバンコンでは荷物をあっちに置いたり、こっちに詰め込んだり、工夫が必要で
さらにベッドにするときにはこの荷物をこっちへ移動させたり、パズルのような芸当が
必要ですが、この車では後部にほとんど全ての荷物を収納することができるので、
そのような煩わしさは一切ありません。ダイネットはすっきりです。 |
|
ギャレー部分です。通常のカセットコンロと小振りのシンク、一番後はエンゲルの冷蔵庫です。
カセットコンロの台の下部は先ほどもふれた収納庫、シンクの下は清水、排水タンク。
冷蔵庫の下部はポータブルトイレ収納庫と小振りな収納庫になっています。
|
|
各ふたを閉めた状態です。
フラットな台になります。
この位置に台があるとちょっと物を置くときに便利です。
あまり置きすぎると、車を動かしたとき崩れて大変ですが・・(^^; |
|
|