やっぱり時間が気になってよく眠れない。 4時頃には目が覚めてしまった。 出発は6時の予定なのでまだ早すぎる。 しかし今から寝たら寝過ごすかもしれない。 1時間ほどベッドの中で悶々とし、5時には行動開始。 ああ眠たい。 部屋に出してあった荷物をカバンにパッキングし、忘れ物がないかチェックする。 子供たちを起こし、着替えをさせて、出発準備完了。 |
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6時少し前に部屋を出る。 フロントの部屋はやはりまだ閉まっている。 言われたようにICカードを投げ入れ、外へ。 はたしてタクシーは待っているだろうか。 |
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・・・タクシーは待っていなかった。 偉そうに6時前には必ず来ると言っていたのに。 ま、しかしタクシースタンドは目の前なので、こちらは特に困ることはない。 タクシースタンドで待っているタクシーに乗り込み空港へ向かう。 今日は天気も良く、風もなさそう。 行きのようにガタガタ揺れることもないかな。 日本周辺での天気は分からないが。 |
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早朝なので車も少なく、遠回りされることもなく、30分程で空港に着いた。 荷物をカートに乗せ、ニュージーランド航空のチェックインカウンターへ向かう。 すでに関空行きの便のチェックインは開始されているようだ。 早めに出発してきたので、前に並んでいる人は5組程度と多くはない。 しかし、2カ所のカウンターでしか受付していないし、さらにそのうち1カ所は、団体さんのチェックインでもめているようで、全然終わる気配がない。 従って、なかなか順番がやってこない。 早くせ〜、とか思って待っている間に後ろはどんどん並んでいくし。 このままじゃ後ろの人は間に合わないよ。 見かねたのか、他の目的地のチェックインをやっていたカウンターで、関空行きのチェックインもやり始めてくれた。 これでやっと列も進み始め、無事チェックインを終わらせることができた。 |
チェックインの順番を待っています。 |
さぁ、出発ゲートへ行くぞ!! |
チェックインも終わったので出発ゲートのある2階へ移動する。 ここにあったマクドナルドで簡単な朝食を買い、出発ゲートへ。 まずはセキュリティチェック。 特に問題なく終了・・・するはずだったが・・。 係官が、私のリュックを持って待っている。 |
「このリュックはあなたのですか?」 「はい。そうです」 「コルク抜きか何かを持っていませんか?」 「いえ、持っていません」 「ちょっと中を調べても良いですか?」 その時、記憶がよみがえった。 そうだ。思い出した。確か土産物の中にコルク抜きがあった。 土産物だからすっかり忘れていた。 昔、新婚旅行の時、多機能ナイフを没収されたことがあったので、今回も刃物類は、爪切りまで注意して、預け荷物の中に入れるようにしていたのに、土産物にまでは気が回らなかった。 「思い出しました。その袋にコルク抜きが入っています。」 正直に申告。 「残念ながら、コルク抜きは機内には持ち込みできません。お預かりします。」 あれ〜。そんな〜。 「日本へは別送していただけるんでしょうか」 「航空会社は?」 「ニュージーランド航空です」 「それでは残念ですが無理です」 あぁ、一度も使わぬままに没収されるのか、ニュージーランド印のコルク抜きよ〜。 無念じゃ〜。 あきらめるしかない。 |
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それ以外はおとがめ無しで、セキュリティチェックは無事?通過。 カウンターで出国税を払い、続いて出国ゲートに行こうとすると、「すみません」 次は母ちゃんが呼び止められる。 「ちょっとそのリュックを貸して下さい。」 係官が母ちゃんのリュックを持っていく先には、はかりが置いてある。 どうやら母ちゃんの持っているリュックが大きかったので、重量チェックをされるらしい。 重量が機内持ち込みの制限を越えていれば、追加料金が取られるのだろうか。 |
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母ちゃんのリュックは見かけはパンパンで、でかいが、中身はウールのセーターなど衣類だから、重さはさほどない。 まず問題にはならないはずだ。 重さで言えば私のリュックの方がパソコンやら本やらなんやかんやで遥かに重たい。 「次はあなた」と言われるのが嫌だから、係りの注意が母ちゃんのリュックに向いているうちに、とっとと立ち去る。 しばらくすると母ちゃんもやってくる。 当然母ちゃんのリュックはOKであった。 |
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出国審査を終えて、ゲートへ向かう。 今から乗る飛行機はすでに駐機している。 待合い場は関空より狭いが、まだそんなに客は集まっていないので、混雑はしていない。 |
たぶん、行きと同じ飛行機だと思う。 |
この機体には「アルゴルン」が描かれていた。 |
横の駐機場には機体に「ロードオブザリング」の情景を描いてある、特別塗装機が泊まっている。 それも2機。 さすがロードオブザリンク撮影の中心となった国の航空会社。 |
搭乗は、ほぼ予定通り9時15分前には始まった。 小さい子供連れの方はお先にどうぞ、ということなので一番先に乗り込む。 小学生が小さい子供になるのかは分からないが、止められなかったので、良しでしょう。 行きの便と全く同じ席なので、勝手は分かっている。 一番後ろまで歩いていき、2列席に腰掛ける。 今日はお客さんが少ないようで、隣の4列席には誰も来ない。 よし、このまま誰も来なければ、この席を利用させて貰おう。 |
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9時15分、定刻通りに飛行機は動き出す。 結局隣りの4列席には誰も来なかったし、その前も4席のうち3席が空いている。 機は出発位置まで移動。 停止することもなく、一気に加速し空へ舞い上がる。 さらばニュージーランド!! 窓の下に遠ざかっていく大地を見つめる。 |
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飛行機は、オークランドから北方に細長く延びるニュージーランドの地形に沿って、北上していっているようだ。 今日は雲がほとんどないので、地上の景色がよく見える。 何もない草原の大地を見ていると、ああまた来たいな、という思いがわき上がってくる。 |
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ついにニュージーランド北島の最北端、90マイルビーチとレインガ岬(CapeReinga)が見えてきた。 これで本当にニュージーランドともさよならだ。 楽しかったよ、ニュージーランド!! そしてレインガ岬も後方へ見えなくなった。 |
ああこれでニュージーランドとお別れだ。 |
日本までの飛行時間は10時間50分。 昼間の飛行だけれども、寝て時間を潰さなければ。 幸い隣の4人席には誰もいないので、利用させて貰う。 やっぱり横になれば楽だ。 昨晩の寝不足もあって、知らない間に寝てしまった。 |
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くつろぎ過ぎやで〜。 |
2時間ばかりは眠っていただろうか。 母ちゃんはやはり前の余っている席で、子供たちはもともとの2列席を使って横になっている。 これだけの席を使えれば、楽さが全然違う。 空いた便にあたればラッキーだ。 少し寝て、頭もすっきりした。 後は、映画を見たり本を読んだりして時間を潰す。 |
子供たちも本を読んでいるが、奈菜は英語に興味が出てきたのか、ニュージーランドで買った、幼児用の英語の本を読んでいる。 この興味が長続きすればよいのだが。 |
勉強中で〜す。 |
おぉ、懐かしの大地よ〜。 |
そろそろしんどくなってきた、日本時間のPM3時半ごろ、窓外に日本の大地が見えてくる。 下に見えるのは、・・この地形に見覚えがある。おお南紀白浜ではないか。 やっと帰ってきた。 |
飛行機は一旦関空を横目に見ながら通り過ぎ、神戸沖で旋回して北方より進入を開始する。 さあ、いよいよ到着だ。パイロットさん、頼みますよ。 海が下に近づき、連絡橋が視界をかすめる。 次の瞬間、ズンというショックと共に着陸。 ただいま〜。 16時15分、ほぼ定刻通りに関空に到着。 |
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いつものように、飛行機から最後にゆっくり降りる。 フライトアテンダントの皆様に、万感の思いを込めて「ありがとう」 |
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入国審査を済まし、荷物が出てくるのを待つ。 しばらくして荷物は全て出てきた。 DFSで頼んだワインも大きな段ボールに入って出てきた。 うわっ、こんな大きな箱なのか〜。 持って帰れないで〜。 |
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とりあえず税関へ。 郵便で別送している荷物があるので、別送品の申告だけはしておく。 その他は問題なし。 |
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行きと同じように、大きな荷物を宅配便で送ることにする。 ワインの箱も送ろうとしたのだが、割れ物は別途料金が必要で、どう考えても割に合わない。 とにかくどんな状態で梱包されているのか確認のために段ボールを開けると、ワインそのものは別の小さな箱に入っていて、残りは緩衝材。 これぐらいなら持って帰れる。ということでワインは送らずに済んだ。 |
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関空駅までやってきて、「はるか」の前で最後の記念写真。 ちょっと駿一は寂しそうかな。 |
後は家に帰るだけ・・。 |
17時18分にはるかは関空を出発、新大阪を経由して、18時38分に長岡京駅に到着。 駅にはおばあちゃんが迎えに来てくれていました。 そして懐かしの我が家へ。 こうして私たちのニュージーランド旅行は終わりました。 ちゃんちゃん。 |
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次はいつ行こうかな??? |