ああ、ゆっくり寝た。 やっぱり広いベッドは寝心地がよい。 キャンカーの継ぎ目だらけの狭いベッドとは大違い。 そんなベッドも好きですが(^^; |
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朝食は昨日買ったハンバーガーのようなパン。 あんまりおいしくない。 パンが堅くて大きすぎ。食べきれない。 今日は運転をしなくて良いので、朝からビールを飲めるのはうれしいかな。 |
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さあ、オークランドの市街地観光に出かけよう。 ホテルのすぐ前が、タクシースタンドになっているのがありがたい。 わざわざ電話でタクシーを呼ばなくて済む。 タクシースタンドで待っているタクシーに乗り込んで市街へ向かう。 今日の最初の目的地は、オークランドのシンボル、スカイタワー(SkyTower)である。 スカイタワーは高さ328m。 東京タワーは333mなので、ほぼ同じ高さである。 南半球では一番高いタワーらしい。 1997年に完成したばっかりようなので、まだまだ新しい。 |
見上げると、ひっくり返りそうになるぐらい高い |
タクシーをスカイタワーのビル入り口につけてもらう。 ビルの中に入ると、広〜いロビーになっていて、どこがタワーの登り口か分かりにくい。 目の前にあるカウンターはホテルのレセプションのようだし、2階へ上がったら、そこはカジノの入り口だし。 正解は「地下へ降りる」だった。 |
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エスカレーターで地下へ降りると、みやげものフロアーになっており、そこを歩いて行くとチケット売り場がある。 ファミリーチケット代$39を払い、エレベーター乗り場へ。 まだお客さんは少なく、貸し切り状態。 エレベーターはグィーンと上昇していく。 エレベーターの扉はガラス張りになっているが、今はコンクリートの壁しか見えない。 |
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突然、エレベーターのガラスから明るい光が。 コンクリートの壁が、ガラスの壁に変わった。 外の世界が目に飛び込んでくる。 周りの建物が下へ沈んでいく。 エレベーターの速度がかなりの物だと言うことが良く分かる。 おお、良い景色だ。 再び、目の前が暗くなったと思ったら、エレベータはスピードを落として停止。 展望台に着いたようだ。 |
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展望台からの眺めだぜ〜 |
エレベーターを降りて展望台フロアに歩み出す。 周りはぐるっとガラス張りになっていて、360度の眺望が楽しめる。 今日はそこそこ良い天気なので、遠くの方まで見渡せる。 オークランドはニュージーランドでは大都会だが、ビルが建ち並んでいるのは中心部だけで、周りは住宅街や公園が目に付く。 |
海側へ目をやれば、ハーバーブリッジの付け根の所にあるヨットハーバーにはヨットが所狭しと並んでいる。 このウェストヘブンマリーナは2000以上の船を泊められる、南半球最大規模のマリーナとのこと。 さすが帆の街(City of Sails)と呼ばれるだけのことはある。 今は平日の午前中だから、海へ乗り出しているヨットは少ないようだ。 |
ハーバーブリッジの左下がマリーナ |
向かいがデボンポート、霞んでいるのがランギトト島 |
少し目を右へ向ければ、沖合にはきれいな円錐形をしたランギトト島が。 都会のすぐ側なのに自然のまま残された島というのがニュージーランドらしくて良い。 昨日行ったウェスタンスプリングスや空港はどこあたりかなと探してみるが、どうにも良く分からない。 |
展望台の外周には、床面にガラスを埋め込んである場所がある。 ガラスの上に乗っかって下を見てみる。 そこからはガラスを通して地面が遙か下に見える。人も車もごま粒のよう。 今ガラスが割れたら真っ逆さまに墜落だ。 そう考えるだけで恐い〜〜。 すくみ上がってしまう。 説明には「38mm厚のガラスを使っています。コンクリートよりも丈夫です」とは書いてあるが・・。 おいおい、子供たちはガラスの上でジャンプしてるよ。 どんな神経してるんだ〜。 |
丈夫なガラスとはいえ・・怖くないの? |
展望台内には、昇ってきたものとは別のエレベータもある。 さらに上の展望台、スカイデッキ(SkyDeck)に行けるらしい。 当然のように別料金。一人$3。子供の割引も無し。 まあしかし、せっかく来たのだからと上ることにする。 自動販売機でチケットを買い、エレベータに乗る。 エレベータには係員がおり、券のチェックをするシステム。 |
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このフロアのガラスの継ぎ目は、目立たないでしょ。 |
メインの展望台が186m、スカイデッキが220mなので、そんなに高さが違うわけではない。 しかし、このフロアの周囲に張ってあるガラスの継ぎ目には、メインの展望台にあったような、太い柱が無い。 おかげで、見晴らしはこちらの方が良く感じられる。 またフロアの外周が小さいので、より視界が広く、パノラマチックに見渡せる。 |
しばらくオークランドの俯瞰を楽しんだ後、下界へ降りる。 ここからはアメリカズカップビレッジまで、土産物屋を覗きながら、ちんたらと歩いていく。 まあしかし、色々な種類の店やら、土産物屋やらありますなぁ。 買うのは後にして、どこでどんな物が売っているかだけチェックしながら進んでいった。 |
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アメリカズカップビレッジの前までやって来た。 ここには1988年アメリカズカップのチャレンジャー、KZ-1がで〜んと飾ってある。 とてつもなく大きい真っ白なヨットだ。 プラスチックでできているようで、船底からデッキにかけて、目に入る部分は全て表面がつるつるで、でこぼこや継ぎ目などは全く見えない。 水の抵抗の影響を最小限に押さえているのだろう。 ヨットと言うよりは宇宙船のような感じ。 さすがレース艇。 |
昔、映画で見た宇宙船に似ている!? |
海洋博物館の入り口 |
アメリカズカップビレッジの中を通り、すぐ隣の国立海洋博物館(NewZealandNationalMaritimeMuseum)へ行く。 まずは入ってすぐ左にあるシアターへ入る。 上映されていたのは、その大昔、ポリネシアの人々が、船に乗ってニュージーランドへ上陸するまでの航海の様子を、アニメーションにて再現したフィルム。 言葉や文字の解説は一切無しで、セリフもない。 アニメーションだけで情景を再現していく。 また嵐のシーンでは実際に風が吹きつけてくる。 周囲に送風機が仕込んであるようだ。 なかなかリアルなアニメーションでおもしろかった。 |
シアターを出て、展示場へ行く。 この展示場は、もともと倉庫だった建物を利用したようで、だだっ広くて天井も高い。 悪く言えば、博物館らしからぬ殺風景さ。 それでも広さを生かして、様々な物が展示してある。 ポリネシアの人々が用いたカヌーや、ニュージーランドへの移民船の中の様子を再現した部屋。 大きいのから小さいのまで、各国の様々な種類のヨット。 過去から現在までの豪華客船の模型など。 船に興味ある方は、一度訪ねられるとおもしろいと思う。 |
倉庫風の館内には、船に関する資料がいっぱい。 |
博物館を出て、アメリカズカップの用品を売っているLINE7という店に行く。 ここではちょうどセールをやっていて、30%引きや半額などという値札も目に付く。 安売りしてたら買ってしまうのが関西人。 シャツ、ズボン、帽子などを買った。 帽子はニュージーランドへ来てから3個目になる。 どないして使い分けようか。 |
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巨大キーウィ発見!! |
昼ご飯は近くにあったタイ料理の店。 本当のタイ料理を知らないので、本場と比べたらどうか分からないが、私にはおいしかった。 さて、観光は終わりで、あとはおみやげの購入のみ。 先程チェックしておいた店で気に入った物を購入する。 |
有名な免税店のDFS Galleriaにも行ってみる。 ワインを買うのが目的だ。 免税店だから安いと思っていたが・・。 免税後の値段を見てもとても高い(TT) 今回の旅行中、ワインを15本はスーパーで買っていて、何種類かのブランドと値段は覚えている。 免税店にもそれと同じワインが置いてあったが、スーパーより遥かに高い。 う〜む。 よっぽどスーパーへ買いにいこうかと思ったが、スーパーでは割れないように梱包してもらえない。 自分で梱包するのもめんどくさいし、関空まで送ってくれるというので、買うことにした。 自分で割れないように持ち運びできる人は、絶対スーパーで買った方が得だと思う。 チョコや蜂蜜などは、スーパーで買っておいて良かった。 その国の特産ではないブランド物やウイスキーなどは免税店で買った方が安いのかもしれないが、地元の物はやっぱり地元の店やね。 |
DFS Galleriaにはでかい羊・・ |
昨日全員の分を買えなかったセーターも、ウール専門店で買うことができた。 この店でも免税の扱いをしてくれるらしいが、店員さんによると、免税はお勧めしないとのこと。 「免税で買った品物は、空港での引き取りとなるが、空港内に支店を持っていない店に対しては、受け取り時に8%の空港税?がかかる。 だから12.5%の税金を免れても、得するのは4.5%だけ。 それなら私たちが5%引きしてあげる。その方がお得でしょ。」 ということらしい。 続けて「DFS Galleriaは空港内に支店を持っているので、空港税は取られないので得に感じるかもしれないけど、元々の値段が高いでょ?」 確かに。 単純に免税してもらっても得にならない場合があるとは、なかなかややこしい。 何が得かはトータルの値段を計算して比較する必要があるが、そんなめんどくさいことやっとられん。 これからはあまり免税にはこだわらないことにしよう。 買い物も終わって、また荷物が増えた。 ホテルへ引き上げだ。 |
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ホテルへ戻ってフロントへ立ち寄る。 明日出発の時間にはフロントがまだ開いていないので、今日のうちにチェックアウトしておかなければならない。 支払いを済ませ、明細書を確認する。 昨日駿一が割った、ライトのシェードのガラス代は請求されていない。 ありがとうございました。 明日の朝、鍵となっているICカードをどうしたらよいか確認すると、ドアの下の隙間からフロントの部屋へ投げ込んでおいてくれとのこと。 |
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部屋へ戻り、カバンへの再パッキングを試みる。 おみやげ購入の最後の追い込みのせいでまた荷物が増えた。 あっちのカバンへぎゅうぎゅう。 こっちのカバンへぎゅうぎゅう。 何とか収まった。 |
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一汗かいたので、一風呂浴びる。 それから、ニュージーランド最後の夕食へ出かけることにする。 皆の意見を聞いたところ、ステーキを食べたいということなので、出かけた先は、オークランド中心部にある、アンガスステーキハウス(Angus Steak House)。 表の看板には「Angus Steak has the biggest and best steaks in this town.(アンガスでこの町で一番大きくて一番良いステーキが食べられる)」と書いてある。 むふふ。これは楽しみだ。 |
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手前がベニスン、奥がサーロイン。でかかった。 |
ここのシステムはちょっと変わっていて、クーラーボックス?の上に並んでいる肉の中から、好みの肉を自分で選んで皿にとる。 並んでいたのはビーフ、ラム、ベニスン、チキンなど。 それに見てびっくりのその大きさ。私たちが選んだサーロインは、優に400g以上、厚さは4cmはありそう。 今までこんなにごっつくカットされているステーキ肉を見たことがない。 看板に偽りはないようだ。 もう一枚はベニスン(鹿肉)を選ぶ。 これもなかなかの大きさ。 あぁ、2人前しか注文しなくて良かった〜。 3人前頼んでいたら食べきれないところだった。 |
肉を選ぶと、隅の方にある炭火の大きなグリルの所へ持っていく。 そこで焼いているシェフに、焼き具合の注文を言って渡すだけ。 焼ければテーブルまで持ってきてくれる。 厚い肉だけあって、結構待たされたが、持ってきて貰った肉はちょうど良い焼き加減。 皆でニュージーランドの想い出を語りながら、肉をほおばる。 お腹一杯になりました。 |
思わず親指で「グッド!!」 |
ホテルへ戻る途中、タクシーの運ちゃんと話をしているうちに、 「いつ帰るんだ?」 「明日です」 という会話になった。 すると運ちゃんは、 「よし、それなら俺が明日迎えにきてやる」と言う。 ホテルの目の前がタクシースタンドなので、わざわざ来て貰う必要もないが、別に断る理由もなかったので、値段交渉して「それなら来てくれ」と言うことになった 「朝6時には出発する。居なかっても待たないよ。」 「心配するな。6時前には必ず待っている。6時ではない。6時前だ。」 なかなか熱心な運ちゃんだが、やはり客をとるのが大変なのかな。 ホテル到着。 「それじゃ明日」とお互い声をかけてタクシーを降りる。 |
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ホテルへ戻り、残っていたワインとビールを飲む。 ニュージーランドのビールを飲むのもこれで終わりかと思うと寂しい。 ニュージーランドのビールはこんなにおいしいのに、日本ではお目にかかったことがない。 1本だけこっそりカバンに忍ばせた。 |
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明日は早く起きなければならない。 寝過ごしたら大変だ。 さあ、早く寝よう。 と思いながら、テレビのチャンネルを回すと「ロード・オブ・ザ・リング」を放送していた。 ちょうど始まったばかりのようだ。 ご存じの方も多いと思うが、「ロード・オブ・ザ・リング」のロケはニュージーランドで行われており、今まで回ってきたニュージーランドの景色と映画の背景がダブる。 こうなってはもう寝られない。 結局最後まで見てしまった。 |
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ああもう、とっとと寝なければ。 アラームの設定時間を確認して寝ることにした。 ニュージーランド最後の夜もこうして終わった。 |