wood12月22日 ハンマースプリングスwood

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今日からレンタルキャンカー生活のはずだったが、どうなるか。
代車だったらとりあえずハンマースプリングスにでも行くか。

トゥイキャンパーには、9時に迎えに来て欲しいとお願いしておいたので
9時前にはホテルのチェックアウトを済ませてロビーで待つ。

しかし、9時15分を過ぎても全然迎えに来ない。
昨日の電話は本当に通じていたのだろうか。
自分のつたない英語能力を振り返り、ちと不安。

念のためと思い電話してみる。
「今から出るので15分待って」とのこと。
おいおい。そば屋の出前よりひどい。

で結局それから30分待ってやっと迎えが来た。
ニュージーランドの人たちは本当にのんびりしていると、この時悟った。
トゥイキャンパーに着いてみると、小さな町工場という感じ。
昨日空港のそばで見たマウイというレンタルキャンカー屋とは全然違う。
世間話として聞いてみるとマウイはこの業界ではダントツに大きなビッグカンパニーらしい。
トゥイキャンパーは小さな会社だが、82台のキャンピングカーを持っているとのこと。

まぁもともと価格に惹かれて予約したので、会社の大小は関係ない。
きちんとした車をちゃんと貸してくれれば。

で、そのキャンカーだが、メールの通り夕方4時にならなければ貸せないとのこと。
代わりにエスティマを貸してくれるということなので、本日はやっぱりハンマースプリングへ
行くことにする。

契約書にサインして、決済だけは済ませて、ニュージーランドの初ドライブへ出発。

運転を始めても、日本と同じ左側通行で、車も右ハンドルなので特に違和感はない。ATなので運転も楽。

そしてやって来ましたラウンドアバウト。
ラウンドアバウトはロータリーになっていて、進入すると必ず右回りで回り、必要なところで出ていく。
右折しようとするとロータリーを3/4周回る必要がある。
またロータリー内を走っている車が優先で、ロータリーに入る場合は、ロータリー内を走っている車に道を譲らなければならない。

スピードをゆるめ、右方向を確認し、車が来ていないことを確認し、ロータリーに進入。
出るときはこちらが優先なので、そのまま1/2周回って無事ラウンドアバウト通過。

信号のようにいちいち停まらなくて済むので、車の少ないところでは、これはなかなか良いシステムかも。
市街へ出ると速度標識が100km/hとなっている。
ニュージーランドの郊外では、制限速度がたいてい100km/hだ。
交通マナーは結構良いようで、大幅なスピード違反をして走っている人はあまりいない。

町に入ると80km/hもしくは50km/hの制限に変わる。
ここでも皆きちんと制限速度を守る。
「おっ、この車飛ばしてるな」と思っても、市街地ではきっちり速度を落としている。

窓の外には噂通りの牧歌的な風景が広がり出す。
羊や牛が草を食べている。
その向こうには山並みが。
おぉええ風景じゃ。

ごま粒のような点々は羊ちゃん

自然のままの川の流れも美しい

一号線から7号線へ右折。
車はちょっとした山道にさしかかる。
山道でも制限速度は100km/h。
でも急なカーブの直前にはカーブの指示標識がある。
この指示標識にはカーブの形(右カーブとか左カーブとか連続カーブとか)が書いてあって、どのようなカーブか予想しやすい。
併せてそのカーブを安全に曲がれる速度も指示してあって、その速度まで減速すれば全く問題なく曲がれるようになっている。
自分で進入速度を見極めなければならない日本と比べると分かりやすいが、カーブの多い日本では看板が多くなりすぎて無理か。
昼ちょっと前にハンマースプリングスに到着。
道路脇の駐車場に車を止めたが、看板には
「No overnight parking」と書いてある。

どうやら、どこでもP泊ができるというわけではなさそうだ。
裏を返せば、書いていない場所であれば、どこでP泊しても良いのかな。
まぁ今日はキャンカーではないので深く考えず、そのまま車を駐車してお目当てのホットスプリングスへ向かう。
ホットスプリングスは温泉施設だが、どちらかというとレジャープールみたいな感じ。
ループ滑り台のあるファミリープールを中心に25mプールや色々な露天風呂が配置されている。
当然全員水着着用である。
露天風呂の温度もぬるめで、ちょっと物足りない。

スライダーもあるで〜

やっぱり落ち着きまんな〜
しかし硫黄風呂というのがあって、大きくはないがそこの温度がぴったりである。
しばしゆったり。
と思ったが、レジャープールに夢中の子供たちに許してもらえず、色々遊びの相手をさせられる。

ま、それでも久しぶりの温泉は良かった〜。
やっぱりシャワーより浴槽がええなぁ。

ホットスプリングスの入場料、ファミリーで$25。スライダーは別売りで一人$5。

5時にはクライストチャーチに戻らなければならないので、3時頃ハンマースプリングスを後にする。
行きに来た道を帰るのだが、子供や女房は遊んで温泉で暖まったせいか気持ちよさそうに眠りだした。
私も眠たいのだが、なんとか我慢してクライストチャーチまでたどり着いた。
トゥイキャンパーに帰ってみると、キャンカーが一台到着していて、整備作業の真っ最中だった。
整備作業が終わるのを待って、取り扱いの説明を受ける。

基本的には日本で乗っているキャンカーと同じである。なんとかなりそうだ。
一つ気がかりはサブバッテリーの容量が50Ahと小さいこと。
冷蔵庫は230Vと12Vでしか動作しないので、外部電源なしでP泊を続けるのはしんどそう。
走行充電があるらしいので何とかなるかもしれないが。

「ちょっと運転して見ろ」と言われ運転席に座る。
ミッション車の運転は久しぶりだったので、エンジンをかけおそるおそるクラッチをつなぐ。
なんとかエンストせずに車は動き出した。
これなら何とかなるかな。

今回借りたキャンピングカー
別れ際に「この国の人はキャラバンパーク以外ではどこで泊まっているのか?」
と聞いてみた。
「基本的にはどこでも泊まれる。しかし人家の近くはさけた方がよいし、騒いだりしてはいけない。セキュリティには気を付けて」
という返事だった。

礼を言って出発する。
さてさて、ミッション車の運転は何とかなりそうですが・・。
車は23万キロ走っている一世代前のフォードトランジットだが、走りませんなぁ。
うちのゆ〜ろぴおちゃんと比較したらイカンのかもしれんが、ちょっとストレス。
これでは恐らく100km巡航はしんどいやろなぁ。
安全運転にはちょうどええかもしれんけど。

トゥイキャンパーで紹介して貰ったクライストチャーチ郊外のキャラバンパークへ向かう。
途中大きなショッピングセンターで今晩のおかずを買い込み、キャラバンパークへ着いたのが夜の8時過ぎ。
暗くなっていれば慣れないキャンカーで初めての夜なので、結構気が焦ったと思うが、外はまだまだ明るい。
日が長いのがとてもありがたかった。

今晩の宿泊場所SpencerBeachHolidayParkはとても広く、公園のようなところである。
その中に自由に止めて良いとのことなので、適当に場所を物色して駐車。
近くにたっている電源コンセントへ車のコンセントを差し込む。これで完了。

夜ご飯はステーキ。でかいのが安かった。
ニュージーランド産のビールとワインで乾杯。
これは抜群に美味い。

こうしてキャンピングカーの生活が始まった。

とっても広〜いホリデーパーク

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