今日は昨日より雲が多い。 ルアペフ山の頂上部は雲に隠れてよく見えない。 しかし、山の景色以外は良い天気なので、ハイキングに行こう。 この周辺には様々なハイキングコースが整備されている。 代表的なものがトンガリロクロッシングだが、8時間もかかるコースなので、うちの家族ではとうてい歩けない。 遙かにお手軽な、タラナキ滝への往復コースとする。 |
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タラナキ滝へは2本のコースが有り、1本は上部のタソック帯を歩くコース。 もう1本は下部の渓流沿いの森林の中を歩くコース。 往復にそれぞれのコースを使って一周することで、違った雰囲気の中、ハイキングを楽しむことができる。 |
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今から出発〜 |
9時に出発。 タソック帯の中を行く上部コースを歩き出す。 タソック帯なので、高い木はなく見晴らしは良い。 前方にはナグルホエ山が見える。頂上部は雲の中だが、その円錐形の優美な姿は良く分かる。 その横にトンガリロ山もちょろっと見えている。 右後方にあるルアペフ山は、雲の中。ほんのすそ野しか見えない。これは残念。 |
登りの道だが、きつい坂は無く、ほぼ平坦な感じ。 とても歩きやすい。 途中で、ほとんど水の流れていない渓流を渡る。 水は少ないが澄んでいて冷たい〜。 タオルを濡らして顔をふくと、いい気持ち。 |
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朝早いせいか、まだ誰にも会わない。 そういえば案内板も現れない。 道は整備されているので、ハイキングコースであることは間違いないだろうが、正しい道かどうかはちょっと自信がない。 手元の地図では渓流を2カ所渡れば、滝があるはずだが、もう3カ所は渡っている。 ちと不安。 |
タソック帯の中を歩く |
案内板発見〜。 |
それに日陰が無いので暑くなってきた。 子供たちもちょっと疲れたきたようだし、道が合っているか不安になってきたので、私一人だけ先に進んで様子を見に行くことにする。 5分ほど進むと、やっと案内板がありました。 タラナキ滝まで5分とのこと。 道は合っていたようだ。ほっ。 家族を待って合流。 |
この看板ポイントからちょっと歩けば激しい流れに架けられた橋を渡る。 この流れが滝になるのだろう。この水量からすれば期待できそうだ。 急な坂道を下っていくと、滝が正面に見えてくる。 思った通り、なかなか大きな滝だ。 近くによると、水しぶきで冷た〜い。 でも気持ちいい。マイナスイオンたっぷりという感じ。 お茶を飲んでしばらく休憩。 |
落差20mのタラナキ滝 |
ニュージーランドのシンボルは"Silver Fern(銀しだ)" |
帰りはこのワイレレ渓流沿いの森林を歩くコース。 渓流沿いを緩やかに下っていく。 こちらの道も歩きやすい。 それに日陰で涼しく、森林浴が楽しめる。 足下にはニュージーランドのシンボル、「しだ」が育っている。 |
途中で分岐有り。 一方はトンガリロクロッシングへと向かう道。 いつかは歩いてみたいものだ。 ここでワイレレ渓流とも離れ、わずかな登り道になる。 ゴールのファカパパビレッジに近づくとタソック帯。 日差しの中、坂を上ってゴールイン。 ゆっくり歩いたので往復3時間ぐらいかかったかな。 |
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ルアペフ山の雲もすこし薄くなってきたようなので、次はリフトでルアペフ山の中腹に登ることにする。 リフトに乗るには、リフト乗り場まで車で登る必要がある。 キャンカーでのたのた急な坂道を登っていく。 そして道の終点、ファカパパスキー場まで登ってきた。 ここは冬のスキーで有名な場所のようで、スキーリフトが多く設置されている。 しかし今のシーズンは、中腹のロッジまでをつなぐ2本のリフトが運転されているのみだ。 |
スキーにも来てみたい |
リフトの往復ファミリーチケットを購入。 最初のペアリフトに乗る。 乗り場にはジャケットの貸し出しがあって、寒いときでも大丈夫なように心配りがしてある。 今日は暖かいから大丈夫かな。 自前のフリースを着ていきましたが。 |
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雲を纏うマウントルアペフ |
山の方を見上げてみると、朝より雲が薄くなってきているようで、ルアペフの山頂も見えている。 |
遠くにはタラナキ山がかすんで見える。 映画のラストサムライでは富士山の代役として使われたそうだが、なるほどよく似た円錐形だ。 |
遠くに霞むタラナキ山。 |
まもなく中腹に到着 |
続いて高速クワッドリフトに乗り換える。 下は溶岩なのか、一面の瓦礫。 ちなみにルアペフ山はれっきとした活火山で、1997年にも噴火したことがあるらしい。 こんな瓦礫だらけの山でスキーができるんだろうか。 きっと、もの凄く雪が降るんだろうな。 その予想を裏づけるように、クワッドリフトの終点にある、ロッジの横から山頂にかけて、この時期でも多くの雪が残っている。 |
ロッジについて、少し早いがサンドイッチとスープの軽い昼食をとる。 私にしては珍しく、紅茶なども飲んでみる。 雄大な山を見ながら飲む紅茶は、んー、うまいっ。 |
沸き立つ雲を背景に |
滑るぞ〜 |
昼食の後は当然雪遊び。 この時期の雪は、固くてベチョベチョだが、そり滑りはできる。 誰が置いていったのか、ゴムのシートに乗ればすい〜っと滑る。 なかなかおもしろい。 滑りすぎで岩に突っ込みそうになる。 |
帰りは行きと逆の順序でリフトに乗って降りていく。 目の前には、人工物のほとんどないニュージーランドの平原が広がっている。 開放感が抜群である。 ふわっと飛んでいきたい気持ち。 |
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ベースまで降りてきて、駿一とお揃いでちょっとかっこいいなと思ったルアペフの帽子を購入。 今後スキーの時にはこれをかぶろうかな。 トンガリロを満喫し、次の目的地へ向かう。 次の目的地はタウポ(Taupo)だ。 タウポには、年間訪問者数がニュージーランド最多のフカ滝(Huka Fall)がある。 タウポで泊まるか、ロトルアまで行くかはタウポに着いた時間で決めよう。 |
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47号線をトゥランギ方面へ走る。 ファカパパビレッジからはよく見えなかったトンガリロ山も、こっち側からならよく見える。 山の姿を横目でちらっ、ちらっと見ながら車を走らせる。 |
トンガリロ(左)とナグルホエ(右) |
向こうに見えるはタウポ湖 |
山あいに入り、トンガリロ山も見えなくなった。 そして次に視界が広がると、そこにはタウポ湖がよく見える展望台がある。 タウポ湖はニュージーランド最大の湖。 面積 606ku。 琵琶湖の面積が672.3 kuなのでほぼ同じ大きさ。 さすがに大きく、向こう側はかすんで見えない。 眼下にはトゥランギの町が見下ろせる。 そのトゥランギの町へ下り、燃料補給。 湖沿いを一気にタウポまで走る。 |
タウポはなかなか大きい町。 南島は比較的小さい町が多いが、北島は南島と比べると大きな町が多いように感じる。 北島から開発が進んだという歴史と関係するのだろうか。 タウポの町へ入る直前から、タウポ湖沿いにウォーターレジャーを楽しむ人がたくさん目に入る。 湖水浴、ボート、ヨット等々。 その姿を横目に見ながら、タウポの中心部へ進んでいく。 |
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時間は3時。 まだロトルアまで走れる時間はあるが、タウポの観光を考えると今日はここで泊まるのがよいだろう。 町の中心部にあるタウポモーターキャンプにチェックインする。 このホリデーパークではサイト割はしてあるが、自由に場所を選ぶことができるので、大きな木の陰になっているところを選んでテーブルと椅子で場所取りをする。 今日は本当に暑い。まるで夏みたいだ。 ・・・そういや、こちらは夏だった。 |
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場所取りをした後、フカ滝の見物に行く。 フカ滝はタウポの町から車で10分ぐらい走らなければならない。 ニュージーランドで訪れる観光客が一番多い場所と聞いていたので、凄い混雑をしているんじゃないかと身構えていったが・・・。 駐車場はそんなに広くないのに、あっさりと止められた。 |
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ここから滝まではほんの少しだけ歩く。 まずフカ川を渡る。 橋の上から眺めると、真下は大激流。 橋の100m程上流から、川幅が狭まっているのか、川底の形状のせいなのか、激しい流れになっている。 泡立ち、渦巻き、水の色は真っ白〜。 汚れ物を放り込んだら、綺麗に洗濯してくれそうな激しさ〜。 |
青い水が真っ白に |
下流川に目をやると、滝があるはずだが、はっきりとは見えない。 あまり落差がないのかな。 あの辺かなというのは分かる。 そこから白い川が一段と真っ白になっているから。 |
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飛び込む勇気のある人は手を挙げて〜 |
橋を渡ってもう少し行くと、滝が斜め横から見える展望台がある。 ここから見ると滝が良く分る。 う〜む、確かに落差は少ないが、・・・この水量は凄い。 えげつない。 間違えても巻き込まれたくない。 滝が終わるとそこから川幅が広がって穏やかな流れになるが、白い泡は、かなり下流まで広がってる。 観光客量一番のフカ滝の実力を見せつけられた。 |
しかし、ここでは他に見るものは無い。 車に戻って次の目的地に出発。 集客量は多いのかもしれないが、滞在時間はきっと皆短いんでしょう。 だから駐車場は空いていると・・。 謎が解けました〜。 |
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次に向かったのは「VolcanicActivityCentre」 火山活動センターというところ。 この付近の火山活動についてや火山の仕組みなどを、模型や映像などで勉強できる施設だ。 4時半頃に入ったが、開館時間が5時までらしく、早く出てよと、釘をさされた。 中は日本の火山地帯でもよく見られる展示が主だが、ニュージーランドの火山分布やニュージーランドの1000万年後の姿などは興味深かった。 |
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5時ぎりぎりまで粘って、あとは買い物、そしてホリデーパークへ。 夕方でも日が高く、暑いので今日は外の木陰で食事。 ルーフエアコンも初めて使った。 明日はロトルア。 マオリのツアーを予約したいので早く出発しなければ。 |