夜中にパラパラという雨の音で目が覚める。 おぇっ、雨かいな〜っと思いながらも再び寝る。 朝再び目が覚めると空には青空が広がる。 う〜ん、変わりやすい天候だ。 朝食を済ませ、オマラマを出発。83号線でオマル(Omaru)方面へ向かう。 |
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途中アピーモア湖(Lake Aviemore)のそばにある、古代マオリ人が書いたという絵がある遺跡を見物。 | マオリ人の絵。写真では分かりにくいが、
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オマル手前で1号線に合流。 道はそのままオマルの市街地に入っていく。 まだ11時過ぎだったが、ケンタッキーフライドチキンの看板が目に入ったので、ここで昼食を購入する事にする。 「ポテト、プリーズ」と頼むと受け取った袋はずっしりと重い。 なんでポテトなのにこんなに重いの? 中を見てみるとマッシュドポテトだった。 しまった〜。そうだこちらでは「フレンチフライ」か「フライドポテト」と頼まなければならないんだった〜。 大サイズを2つも頼んじゃったぜ〜。 こんなにたくさんマッシュドポテトは食べられない〜。 鬱。 |
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良い経験をして、さらに車を南へ走らせる。 30km程走ったところにモエラキボウルダー(Moeraki Boulders)という、海岸に奇岩のあるところがあるので、そこに立ち寄ることにする。 見学の前に、先程ケンタッキーで買った昼食を駐車場で食べる。 意地になってマッシュドポテトを食べましたが、やっぱり食べきれずにギブアップ。 |
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貝拾いする子供たち |
ポテトでポテポテになった腹を抱えて海岸へ。 奇岩はすぐそこにあるのかと思っていたが、目の前の海岸には何もなく、遙か遠くに人が集まっている。 「げっ、あそこまで歩かなければならないのか〜。がくっ」 でも天気もいいので歩きました。 子供や母ちゃんは貝拾いしながら。 |
モエラキボウルダーは岩が化学作用によって丸く大きくなっていったものらしい。 丸い大きな岩がゴロゴロ海岸に転がっている。 削れて丸くなっていったのなら分かるが、化学作用で大きくなってこんな形になるとはねぇ。 それもこの辺にしかないとは。 自然とはまっこと不思議なものです。 |
本当に丸いんです |
モエラキボウルダーを後にすれば、後は1号線でひたすらダニーデンを目指すだけ。 ダニーデン手前の峠越えは急な坂道で、登るのに四苦八苦。 下りも急坂。ブレーキが焼けてしまわないように、エンジンブレーキでゆるゆると下っていく。 後続車には迷惑かけました。 |
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ダニーデン市街地へ入ると、まずはオクタゴンと呼ばれる町の中心部にあるビジターセンターへ。 ペンギンツアーの予約をしなければ。 こういう市街地ではGPSが役に立つ。 どこを走っているか一発で分かるので、ビジターセンターにも迷わずにたどり着けた。 |
ダニーデンの中心、オクタゴン |
ビジターセンターのカウンターで、まずペンギンのツアーを申し込む。 ペンギンをみることのできるツアーは色々あるようで、ペンギンだけでなく、アザラシやアルバトロスの観察と組み合わせたツアーもあるようだ。 色々説明を聞いた上で、ペンギンを一番間近で見られるという、ペンギンプレースのツアーを申し込む。 場所はダニーデン近郊のオタゴ半島の先っちょらしい。 近郊といってもダニーデン市街からは1時間かかるとのこと。 ツアーの開始時間は7時からなので、ツアーが終わるのは9時近いだろう。 終わってからダニーデン市街へ帰ってくるのも大変なので、オタゴ半島のホリデーパークも予約して貰うことにする。 ビジターセンターの対応がとても親切で好印象だったので、明日のアクティビティの予約も行うことにする。 明日はここから約300km離れたテ・アナウに向かうつもりだが、そこで行われる土蛍の鑑賞ツアーに申し込んでおく。 ついでにテ・アナウのホリデーパークも予約して貰った。 |
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続いて近くのショッピングセンターで買い物。 なんと讃岐うどんと書いてあるうどんを発見。 見た目普通のうどんだが、うれしくなって購入。 |
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住んでいる人はもう大変? |
続いて世界一急な坂道としてギネスブックにも認定されているボールドウィンストリート(Baldwin Street)を見に行く。 その道は小さな山(丘?)の斜面にある、普通の住宅街の一本の道。 う〜ん、確かにきつそうな坂だ。 30度ぐらい傾斜があるのだろうか。 キャンカーじゃ絶対上れそうにない。 歩いて登ってみることにする。 あ〜しんど〜。ふぅふぅはぁはぁ。 息を切らせながらなんとか登る。 そんなに長い坂じゃないんだけどね。 あ〜しんど。 頂上に到達。ばんざ〜い。 |
ダニーデン市街を後にして、オタゴ半島を目指す。 海沿いの道と尾根伝いの道があるようだが、ビジターセンターおすすめの尾根の道を行くことにする。 途中住宅街に迷い込んだが、GPSの力でなんとか脱出。 GPSがなければ脱出は難しかった。かな。 |
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尾根沿いの道は、両側に海を眺められる素晴らしい景色の道。 ただ一つの欠点はガードレールが無いこと。 崖沿いの道でガードレールが無ければ落ちそうでめちゃめちゃ恐い。 ハンドル操作を誤れば、一巻の終わり。 水はけのためか、崖側に向かって勾配がついているので余計にスリルを高めてくれる。 普通車では気にならないのだろうが、車高の高いキャンカーでは崖から転がり落ちそうで・・。 もうビビリまくりで車を進める。 景色を楽しみ、ションベンをちびり、ラーナック城にたどり着いた。 |
景色は美しいが、ガードレールが欲しい。 |
ラーナック城。とても良い天気。 |
ラーナック城はニュージーランドで唯一のお城と言うことだが、歴史はそんなに古くない模様。 完成は1886年とか。 |
今回は時間の都合で内部には入らなかったが、青空と城のコントラストは良かった。 庭から見える景色もグッド。 |
オタゴ湾の美しい風景 |
尾根沿いの道はもう恐いので、そのまま海岸沿いの道まで降りることにする。 海岸沿いの道にたどり着いたが・・・。 その道にもガードレールは無かった。 そして道路の外側はすぐに海。全く路側帯がない。 半島の先端に向かうには、海側の車線を走らなくてはならないので、運転をちょっと誤ればそこは海。 車線の幅は決して広くないし、海沿いの地形そのままのグネグネ道。 あ〜、もう泣きそう。 こんな道が100km/h制限とは・・。 |
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後ろの車に迷惑をかけながらゆっくりゆっくり走り、 途中のポートベロ(Portobello)という町にあるPortobelloVillageTouristParkにたどり着いた。 チェックインだけ済ませ、すぐに半島の先へ向けて出発する。 半島の先にあるペンギンプレイスツアーの受付に着いたのは6時過ぎ。 やれやれ疲れた。 |
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受付を済ませ、ツアーの開始を待つ。 最初に小屋でパネルを見ながらペンギンの生態の説明。 それが終われば、バスでペンギンのいる生息地へ向かう。 バスは何年使っているのか想像も出来ないボロボロでなかなか趣がある。 |
羊がたむろしている丘を越えると、入り江が見えてくる。 これがペンギンの生息地に違いない。 バスはその入り江を見下ろす丘の上に停車。 ここからは歩いていくことになる。 はたしてペンギンはいるのか。 |
う〜ん、ニュージーランド。 |
ペンギン発見!! |
丘を歩いているとき、ガイドが入り江の砂浜を指さす。 その指の先には・・・。 おぅ、砂浜を今海から上がってきたばっかりのペンギンがよちよちと歩いているではないか。 凄い、野生のペンギンを見ることが出来た。 |
海岸の方へさらに進むと崖になっており、そこにはアザラシがゴロゴロしている。 それもすぐ手の届くようなところに。 触ろうと思ったら触れそうだが、怒らせてはいけないのでそれはやめた。 |
気持ちよさそうに寝ています。 |
目の前にペンギンが!! |
崖を下ってペンギンの営巣地へ向かう。 途中、道のすぐそばにペンギン保護のために作られた営巣箱が設置してある。 その営巣箱のすぐ横にはペンギン!すぐ目の前! こんな近くで見ることができるのか。 |
さらに下っていくと塹壕のような半地下の通路が掘ってある。 ペンギンを刺激しないように、この中から観察するようになっているらしい。 |
半地下の通路へ向かいます。 |
ペンギンの親子 |
ここからだとさらに多くのペンギンを見ることができる。 すでに成長して親と同じぐらいの大きさになった雛の姿も見える。 |
これだけ近くでたくさんのペンギンを見ることができると、なんか野性味が薄れるが・・。 でもなかなか良かったです。 |
こんな感じで観察します。 |
ホリデーパークに戻り、晩ご飯にする。 今日のメインは豚肉のステーキ。だが、 この豚肉はなんかハムのような味がする。 見た目は普通の豚肉だが何か加工されているのか。 ニュージーランドでは豚肉は食べないと決めた。 予定では明日はテ・アナウ。 明後日はミルフォードサウンド。 さて天気はどうだろうか。 |